本質を理解して一緒に暮らしたいペット

2017年09月18日
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ネコ科の動物はしなやかな体つきをしており、筋肉質で鋭い感覚をそなえた生き物です。歯や爪は狩りのために高度に進化しており、すばやい反射神経によってその成功率を高めていると言われています。また、被毛は周囲の環境に溶け込むようカモフラージュにすぐれているため、獲物に気がつかれることなく忍び寄ることも可能です。

そのため、ネコ科の動物はハンターとしては理想的な特性をそなえていると言えるでしょう。また、肉食性の哺乳類としては最も進化しているとも言われています。そしてネコ科の動物は様々な種類がいますが、すべての種類が非常に似通っているとされています。

ネコ科の動物といえばライオンやヒョウ、トラなどが大型のものとして有名ですが、小型種である猫とそれらの大型種とは相違点が少ないと言われています。現在ペットとして飼われているものは、すべての種類がアフリカのリビアヤマネコを祖先とするという報告があります。家庭や室内での環境に適応し、暮らすことが可能ですが、一緒に暮らしているのであれば、飼い主はその本来の性質に関してよく知っておいたほうが良いかもしれません。一緒に暮らしていると、そのしぐさや鳴き声がかわいいあまりハンターとしてすぐれた動物だということを忘れてしまいがちです。しかし、その体は頭からしっぽの先まで狩りに適した作りであるということを認識する必要があります。人間とともに暮らしていれば、狩りをする必要はありません。そのため、体の機能を充分に発揮できないで暮らしているとも言えます。その機能を充分に使うためには、やはり家の中でよく運動ができるようにしておく必要があるかもしれません。もちろん猫は完全な室内での飼育が条例によって推奨されているので、ネズミなどを獲らせたいとして家の外には出さないほうが良いでしょう。よく言われるように猫は家の中でも野生を貫く生き物です。ペットと一緒に暮らしている人であれば長生きしてほしいと考えているはずです。そのためには、その本来の性質を失わせないように運動を促したり、食事を工夫するなどの人間の努力が欠かせません。ペットの存在は、心にも良い影響を与えると言われています。反対に、人間がペットにしてあげられることというのは非常に限られています。豊かで楽しい時間を与えてくれるペットには、その本質を理解したうえで接するようにすることが必要かもしれません。そのためには、ただかわいがるだけでなく、きちんと勉強する必要があると言えます。


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